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会談後に記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表(左)と連合の芳野友子会長=2025年2月27日午前9時21分、東京・永田町、大久保貴裕撮影

 立憲民主党の野田佳彦代表は27日、連合の芳野友子会長と党本部で会談し、夏の参院選の国民民主党との候補者調整について、4月までをメドに急ぐ方針を確認した。立憲としては連合の協力を得ながら、積極擁立を進める国民民主と折り合いをつけたい考えだ。

 連合の支援は官公労系が立憲、民間労組系が国民民主に分かれている。会談で連合側は候補者の推薦を判断する期限について「4月がギリギリだ」などと説明し、立憲側と日程感を確認した。野田氏は会談後、「1人区は(立憲と国民民主で候補者)一本化との基本原則の確認をした」と強調。芳野氏は滋賀選挙区など両党が競合している1人区を挙げながら「地域の中でよく話し合ってほしい」と求めた。

 一方、国民民主は11日の党大会で1人区についても「できる限り擁立を図る」と明記した活動方針を採択しており、両党の調整は難航する可能性がある。

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